釧路の自然など

春採公園の花などを紹介してます。 まったくの素人で、公園の看板や図鑑、パンフ、釧路叢書などが頼りです。

春採湖ゴマツリ岬その2

 ゴマツリ岬は、大正5年頃には、「ゑりも岬」という名前がついていたらしいという記述が前出の「釧路碑文手帳 I」に載っています。
 また、平成2年頃にとあるブログに書かれた情報は、春採湖畔に住んでいる人の話として、ゴマツリ岬はもともとは「観音岬」と呼ばれており、岬の下に洞窟があって観音さまが2体祀られていたからというものです。
 釧路叢書「春採湖」という本には、科学館下の湖に突き出た崖に岩石をくりぬいて観音様が祀られていたという記述がありこのブログの記述と一致しています。ただ、2体という記述は「春採湖」には無く、この観音様は1度湖に落とされ、今度は弘法大師を祀ったがまた落とされたという記述があり、これが2体と混同された可能性もあります。
 また、このブログには、ラムサール会議の頃(平成5年)に現在のゴマツリ岬の看板が設置されたとありますが、看板は別にして、観音様の設置は大正13年頃でしょうし、ゴマツリ岬の語源とされる北海道庁立釧路中学校の話はいつごろかは不明です。